ハマボウフウ(セリ科)
[生えている場所] 海岸の砂地(海浜植物 seaside plants)
春の海岸でハマボウフウを摘んでいるのを見ることがあるが、意外と人気がなくて、たくさん生えているのにこれといった料理を聞いたことがない。
というのは、春の根から出た葉はすぐ硬くなってしまい、和え物などにしても鞭質で口当たりが悪るいからで、茎が伸びて新しく出た茎や葉は、柔かくて天ぷらや汁のみ、和え物などにすると、美味しく食べることができる。
根茎や若い葉は香りが良く、刺身のつまに葉を添えてあることがあるが、それだけの利用ではもったいない。
根茎には薬効があり、浜防風(はまぼうふう)といい、防風の代用にする。

[食べられる部分] ツボミの部分を柔らかい茎ごと利用する。
[味のポイント]
セリのような香りと、噛んだ時の苦味のあとにひろがる甘い上品な風味。
[調理の仕方] 苦味が強いので、低温での調理では食べられない。
[天ぷら]
火のとおりが悪いので中まで火がとおるように良くあげないと苦くて食べられない。塩味が美味しい。