ヤマタネツケバナ
(ヤマタネツケバナ、オオバタネツケバナ、タネツケバナ アブラナ科)
[生えている場所] 湿った草原や畑地、川や沼の近くの湿潤なところ
高さ20〜30cmになる多年草。茎はふとく無毛で下部は紫色をおびる。オランダガラシ(クレソン)に姿形、味、香りが似ているが、ヤマタネツケバナは花が小さく(4〜6mm)華奢。
クレソンなら競って採るのにヤマタネツケバナは、利用する人がすくない。

[食べられる部分] 若い茎と葉、花穂
[味のポイント]
口に入れたときの野趣と、噛んでいるうちにすこしづつ口に広がる辛味。
花穂は辛味が強い。
[調理の仕方]
癖がないので、そのまま利用する。
生のものを噛んでいると徐々に辛くなってくるが、さっと湯どおししたものを水にさらして手でもむとはじめから辛い。
湯どおししたものを塩で一夜漬けにしても美味しい。粥、汁の実、サラダ、おひたしなど何にでもあう。
[やくみ]
花穂をさっと洗って水を切り、みじんに切って軽くたたき、冷たいひやむぎやそうめん、うどんの薬味にする。
野趣のなかにもピリッとした辛味と、ほのかな甘さがあって、とっても美味しい。
[おひたし]
さっと湯どおししたものを水にさらし、かるく絞って刻んだものを手で良くもんで密閉容器にいれ、30分から1時間ほどねかすと、ワサビのような風味と辛味がます。カツブシなどをふりかけ、醤油でいただく。